魔法の靴
この世に「魔法の靴」というものが実在するのか、
それは分からないのだけど…。
私が6月27日に、
自分への誕生日プレゼントとして買った靴は、
私にとっては「魔法の靴」のような気がする。
22.5センチというサイズの都合上、
“欲しい靴があったら、シーズン初めに速攻で買う”
というのが鉄則。
セールの時期になると、
22.5センチの靴の選択肢は極端に狭くなる。
たま~に、「掘り出し物」が見つかったりもするが、
欲しかった靴を安く買うなんて、そうあることではない。
たまたま行った街の、たまたま立ち寄ったデパートのセールで、
色もデザインも希望通りの靴が見つかるなんて、
「大、大、大ラッキー!」なのだ。
しかも、接客してくれた店員さんが、
商品知識が豊富で、接客態度も申し分ない、
とても素敵な人だったので、
「いい気分でお買い物ができた」というエピソードまで、
おまけに付いて来た。
残念ながら、雨続きの天気のおかげで、
まだ履いて出掛けたことはない。
でも、部屋に大事に置いてある箱を開けて、
きれいな靴を眺めるたびに、
「これを履いて、もう一度あの街に行こう」
「もう一度、あのデパートに行ってみよう」
と、楽しい気持ちになれるのだ。
靴自体には魔法の力は無いけれど、
私をそういう気分にさせてくれて、
未来に夢を描かせてくれるというのは、
私にとっては充分、「魔法」なのだ。
「オズの魔法使い」の中で、
主人公のドロシーが手に入れた靴は、
ドロシーを、懐かしい家に連れ帰ってくれた。
私が手に入れた靴は、
私の心を、遠く離れた街に連れて行ってくれる。
しばらくは再訪することはできないだろうけど、
いつか必ず実現させるという願いを込めて、
私の「魔法の靴」を大事にして行こうと思う。
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